カンガ取引所に関する情報共有と考察

カンガエクスチェンジ。
それは、10SETのセカンドジェムにしてMetaheroをも超えるとも言われた至高の逸材。

 

しかし、世間では

「え?カンガ?新しいジェムで期待値高いっていうのはなんとなく分かるんだけど、何が凄いのかイマイチ分かり辛いよ~」

こういった声が多いのではないでしょうか?。

 

この記事では、僕が一通り調べて見えてきたカンガの凄いところを共有し、考察を交えて深掘りしていこうと思います。

それでは、ひゅーうぃーごー!

 

 

 

ポーランド政府公認のステーブルコインを発行 ユーザーがコインをつくれる?

カンガエクスチェンジは、ポーランドの中央集権取引所(CEX)です。
この取引所はCEXでありながら、手数料をユーザーに還元するDEX的な考え方を持っていて非常にユニークなのですが、それだけでなくポーランド政府に認められたステーブルコイン「オメガユーロ」を発行している信頼度の高い取引所でもあります。

また、取引所を見てみると見慣れないコインがたくさんあります。
それもそのはず。なんと、カンガはユーザーがコインを作れる取引所なんです。
カンガではサービスそのものに対してトークンを作ることで、サービスのユーザーに還元するといったように、元来の仮想通貨よりもっとフレキシブルな形でトークンを捉えていて、その視点も驚きでした。

コインの作り方については、分かり次第追記させて頂こうと思います!

 

KYCなしってどういうこと?法律は大丈夫なの?

多分、皆さんが気になっている大きな問題。KYCないってどういう事??
この問題は少々複雑です。

トランザクションのパターンが3つあり、それぞれについてKYCを考えていきます。

  1. OTC(実店舗)でクリプトの購入→KYC不要(スタッフが見た目でテロリストじゃないかを判断)
  2. 銀行からカンガへの送金→KYC必要(同一人物か確かめる必要がある為)
  3. クリプトからクリプトへの送金→KYC不要(各国に存在するグループ会社間でステーブルコインを送金することでKYCの必要をなくしている)

複雑なため、ざっと箇条書きで書きました。結果として銀行からカンガに直接送金する場合にのみKYCが必要という事でした。確かに、ここはKYC無いと無理ですよね。

僕自身、今回調べてみて「KYC無しで大丈夫だよ!」と無責任に言っているのではなく、様々なパターンを想定してKYCを極力無くしているという事が分かったのはかなり安心感に繋がりました。

しかしながら、CEOが語っていたのはあくまでもヨーロッパ域内中心の話だということについては注意が必要です。今後、規制の厳しい国においてもKYC無しで利用できるように様々な手段を模索しているという事なので、期待していきましょう!

 

総発行枚数2100万枚!流通枚数は少なること必至=価格上昇☝

KNGトークンは総発行枚数が2100万枚と少ないのですが、それに加えて運営のロックが大量にあります。(400万枚)
市場流通枚数についてはまだどれ位になるか分かりませんが、市場に出回っている取引所のガバナンストークンを見たところ総供給量の半分程度になっているものが多い為、KNGトークンに関しても多くても総発行枚数の半分以下にはなるのではないかと考えています。

ここでは、仮にKNGトークンの流通枚数が1000万枚になった場合と500万枚になった場合について、KNGの価格がどれ位になるか試算していきます。

 

10SET(319位)と同等の時価総額【$151,085,827】になった場合

流通枚数1000万枚:$15.1(プレセから7.55倍)
流通枚数500万枚  :$30.2(プレセから15.1倍)

Metahero(150位)と同等の時価総額【$470,111,660】になった場合

流通枚数1000万枚:$47(プレセから23.5倍)
流通枚数500万枚  :$94(プレセから47倍)

CURVE(100位)と同等の時価総額【$982,466,392】になった場合

流通枚数1000万枚:$98.2(プレセから49.1倍)
流通枚数500万枚  :$196.5(プレセから98.25倍)

Doge(10位)と同等の時価総額【$29,459,959,056】になった場合

流通枚数1000万枚:$2946(プレセから1473倍)
流通枚数500万枚  :$5892(プレセから2946倍)

時価総額は2021/9/23時点のcoin geckoから引用したデータを元にしています。

こうやって見てみると、短期的に価格が100倍以上になるのは少し厳しいかもしれません。
しかしながら、次項で説明させていただく買戻しシステムの試算を見ていただくと、「めちゃくちゃ伸びるんじゃないか・・・?」と思ってもらえるかもしれません。

では、引き続き行ってみましょう!

 

カンガ取引所内で発生した全ての取引で得られた手数料を使ってKNGトークンを買戻し!?

KNGトークンについては、カンガ取引所が買戻しをすることが発表されています。では、買戻しはどの程度行われるのでしょうか?

まず、カンガの手数料収入がどれくらいになるのかを考えてみます。

調べたところ、KNG取引所の手数料は0.2%(実店舗では1%)とのことでしたが、1日の取引量については分かりませんでした。

そこで、カンガがバイナンスキラーとまではいかなくとも、トップ30の取引所になった場合どうなるのかを想定して試算してみようと思います。
僕が調べたタイミングでは、第30位の取引所はDigifinexで、取引高は$1,665,362,932でした。
(coingeckoより2021/9/22のデータを引用)

仮にカンガがこの取引所と同等の規模になった場合、一日の取引高が16億ドルでその0.2%が取引手数料なので、16億ドル×0.002で320万ドル。
取引所には日本円で3.5億の手数料収入が毎日入ってくることになります。

それでは、そこから何パーセントを買戻しに充てるのでしょうか?ここについても不明なので、仮に手数料収入の1%が買い戻されるとして計算してみます。すると、毎日350万円の買戻しがあることになります。これは毎月で考えると1億の買い戻し。

手数料収入のたった1%の買戻しでこの値。いや、エグ過ぎるでしょ・・・笑

因みに同じ計算をバイナンスのデータですると・・・
取引高$30,301,628,707(coingeckoより2021/9/22のデータを引用)

303億ドル×0.002=6060万ドル
一日当たりの手数料収入66億円
買戻しが1%だとすると、毎日6600万円の買戻し。
これは、月で考えると20億円の買戻し。

ブッ壊れとるがな笑

仮に買戻しが手数料収入の10%だとしたらこの10倍の買戻しが行われることになります。もうヤバすぎ。
取引所のマーケティングさえ上手くいけばKNGトークンは安泰ですね。

因みにマーケティングに関して言えば、バックにTENSETのヨナスとMETAHEROのロバートグリンが鎮座。
言う事無し!

 

KNGトークンのステーキングについて(ステーキングボーナスとリセットって何?)

カンガ取引所では、所持しているKNGトークンをPOSシステムに預けることによりステーキングを行えます。
ステーキングによる利率はまだ不明ですが、報酬に関してはUTC 0時(日本時間午前9時)に計算及び配布されると発表されています。この報酬に関しても取引所の手数料収入から配当されるようですね。

また、ステーキングをすると預けている日にちに応じて貰えるボーナスというものが存在します。
こちらに関して、公式発表では少し分かり辛かったので詳しく説明させていただきます。

下図をご覧ください。

 

図にあるように、ステーキングしている枚数に対してボーナスがかかる仕様になっています。(KANGA EXCHANGEのCOOであるルーカス氏の発言より)
巷で良く言われているAPYに自体に掛かるボーナスではないので注意が必要です。

例)1000KNGを預けていて、50日間一度もwithdraw(引き出し)をしなかった場合、

1000+(1000×0.003×50)=1150

となり、51日目には1150枚に対してステーキングの利率を受けることができます。

実際に元本が増えている訳ではないのですが、ボーナスを加味した枚数に対してステーキングの利率を得る事が出来るという訳です。
これは、ありそうでなかったシステムですよね。個人的にはかなり面白いと思いました。

一度引き出してしまうと、ボーナスはリセット。つまり、このケースでは1000枚が償還されることになります。
もう一度預けても1000枚からのスタートというわけですね。

このシステムは、ホールドをしている期間が長ければ長いほどステーキングの恩恵が大きくなる仕様です。
仮に1年間ホールドしていると、枚数ボーナスは109.5%(元本合わせて2.095倍)になるので、
最初預けた額の倍以上の枚数を預けているのと同等。
もし、10年間ホールドしたとしたら、実際に預けている枚数の11.95倍のトークンをステーキングしているのと同等・・・考えるだけでもワクワクしませんか?

 

以上、カンガの分かりにくいけど凄いところを説明させて頂きました!

 

ライトペーパーを翻訳したものも用意したので是非ご覧ください。

kanga ライトペーパー 翻訳

こちらは翻訳ソフトによるものなので、ところどころ日本語が怪しいですが、大意は掴めるかと思います。

 

では、良いTENSETライフを!

 

執筆:ふぉーん